東洋医学の起源は古く、中国の後漢時代には体系化され、最古の医学書『黄帝内経(こうていだいけい)』には、漢方薬と鍼灸理論が記載されています。
漢方薬と鍼灸を合わせて、東洋医学と呼びます。
片方だけでは、力不足です。
漢方薬は、不妊の治療に中国の国医大師である夏桂成先生が周期療法を考案されました。
日本中医薬研究会では、夏桂成先生の周期療法を用いてホルモンの変化と陰陽、月経周期によって異なる漢方薬を使い分け、一人一人の患者様に寄り添い沢山の患者様のご妊娠に寄与して参りました。
鍼灸は、聖徳太子の時代から中国より伝来し、灸治療が中心に日本国内で用いられてきました。
日本伝統鍼灸の礎となったのは、
戦国時代から安土桃山時代に活躍された日本の医師、曲直瀬 道三(まなせどうさん)先生です。
道三が、漢方薬や灸を用いて数々の武将を治療した事は有名です。
道三は、脈診を日本式に体系化させた先駆者です。
今もなお脈診の理論は、日本伝統鍼灸(経絡治療)として受け継がれています。
当院では、不妊治療・不妊鍼灸に
漢方薬の周期療法と、日本伝統鍼灸を掛け合わせた
『経絡中医受胎理論』を考案し治療させて頂いております。
『経絡中医受胎理論』を用いる事が、
局所のアプローチが得意な鍼灸と
体力回復が得意な漢方薬の
相乗効果を出し、高い妊娠率へと繋がっています。