東洋の森では、最年長ご妊娠の症例として
47才(自然妊娠)された患者様がおられます。
妊娠に大切な3つの力が備われば、
40歳以降でも御妊娠は十分可能です。
一番大切なことは、基礎体温を整える事。
基礎体温安定に必要な3つの力
「補腎」「養血」「活血」
その1「補腎」とは?
「補腎」とは、体の根本の力である「腎」の力を「補う」とイメージしてください。
少し難しいので、基礎体温と合わせて解説したいと思います。
まず、月経が始まってから排卵が起こるまでの時期の事を低温期といいます。
低温期の間は体温をしっかりと下げることが大切です。
低温期を下げるには体の根本の力である「腎」の力が重要になります。
腎の力の中でも体の熱を、コントロールする「腎陰」の力が必要です。
これが低下してくると、のぼせてきます。
「腎陰」が不足すると、更年期のホットフラッシュのような状態が起こることもあります。
次に、高温期についてですが、
高温期とは排卵後、黄体ホルモンが分泌され体温が上昇している時期のことをいいます。
高温期では、体温をしっかりと維持する事が大切です。
高温期には「腎」の力の中でも体を温める「腎陽」の力が必要です。
これが低下してくると、手足が冷えて高温期が維持できません。
これらを総称して、「補腎」の力と呼びます。
次回は、「養血」について
主任 鍼灸師 木成