東洋の森ブログ

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不妊治療

春の不妊治療を成功させる為に必要な事

暖かな季節になりました。
木の芽やお花が咲き始め、陽気が活発になって参りました。

春の季節は、のぼせ・風邪(ふうじゃと呼び、発熱などの風邪ではありません)花粉症・アレルギーを考慮して不妊治療に臨まなければ、うまくいかない事が多いです。

【のぼせ】

のぼせと聞くと、更年期のホットフラッシュを想像される方も多いでしょう。

ホットフラッシュは、かなりひどい状態ですのでほとんどの方が、このような症状がなく『のぼせ』状態になっておられます。血液検査の数値では、FSH10以上・E2が低い状態です。体の状態では、夜眠りにくい・夜中の途中覚醒・耳鳴り・眩暈・自律神経の乱れが該当します。

【風邪】

春は吹いている風が強く、冷たい風の影響で、冷えが体内に留まり血流を停滞させます。

この春の時期の血流停滞は、去風薬を先に用いてから血流を動かさないと、

いつもの血流改善の不妊鍼灸が効果が出ないことが多いです。

上記の状態の方は、

いつもより肩が凝る・頭痛・コロナ罹患後・インフルエンザ罹患後・神経痛の症状がある・瞼の痙攣・冷える

などの症状が出ます

【花粉症・アレルギー】

花粉や黄砂の影響で体の中がアレルギー状態になりますと、体がシャープに反応してこない事が多いです。
体の代謝を高める対策が必要です。

イラスト引用イスクラ産業

不妊鍼灸とコロナ後遺症

不妊治療・不妊鍼灸とコロナ後遺症は、関係がない様に見えて深く関係があります。

コロナ後遺症の症状として

・全身の倦怠感、疲労感

・嗅覚、味覚障害

・脱毛

・咳

・睡眠障害

・記憶障害

等が挙げられます。

次に各症状と不妊治療・不妊鍼灸との関係をお伝えさせて頂きます。

①全身の倦怠感・疲労感はコロナ罹患により体の体力が奪われた状態です。東洋医学的に気虚が進んだ状態と言えます。気虚が進むと卵子の質がさがります。

気虚は体のエネルギーの生産が落ちますので、ミトコンドリアの動きが不活性化となります。

②嗅覚・味覚障害は、末梢の血流が悪くなっている表れです。末梢の血流悪化は、全身に影響を及ぼします。

③脱毛は、瘀血状態である事を意味します。

コロナウィルスはスパイクタンパクにより血流障害を引き起こす事が分かってきております。

脱毛症状は、正に血流悪化の表れですし、

脱毛がなくても、コロナに罹患された患者様は血流が1段階悪くなられている印象です。

血流悪化は、卵子の質や着床に影響しますので早めの対策が必要です。

④咳

長引く咳により、腹圧がかかりますので、着床期は要注意です。

⑤睡眠障害・記憶障害

FSHが高くなりやすい方で睡眠障害・記憶障害になられている方は早めの対策が必要です。

ブレインフォグの状態が考えられます。

頭部の血流改善を集中的に鍼灸で行うと、早くに改善傾向が診られる患者様が多数おられます。

コロナ後遺症でご不安な方は

院長と一対一で相談できる

無料相談を公式LINEから受け付けておりますので、ご活用下さい。

院長足立

古来から伝わる脈診にて体を分析

不妊治療では、体の体質に応じた鍼灸治療をしなくては効果が低いです。

例えば、体力がしっかりしている方の血流の停滞と、虚弱な方の血流の停滞ではアプローチの方法を変えなければいけません。
前者では、針治療が向いていますし、
後者では、灸治療が向いています。

脈診によりお体の体質をしっかり分析した上で、不妊鍼灸を行うことにより効果を最大限発揮します。

脈診には、流派があります。

当院では、日本伝統鍼灸の系統である経絡治療の脈診を行なっております。

卵巣機能低下を改善

卵巣機能が低下する年齢の方は、十人十色の不妊治療が求められます。

患者様に寄り添い、

『不妊治療の最高の伴走者として、喜んで頂けると自負しております』

お体の現状把握や基礎体温・血液検査・毛細血管測定を分析し今後
のスケジュールを提案致します。

東洋の森では以下の高齢不妊の患者様の治療を得意としております。

  • ◆排卵誘発剤を使っても卵胞が育ちにくい
  • ◆FSH高値でE2値低値
  • ◆内膜が厚くなりにくい
  • ◆生理の周期が短くなる又は遅くなる
  • ◆排卵までの日数が10日未満
  • ◆採卵後胚盤胞まで育ちにくい
  • ◆AMHが低い
  • ◆黄体機能不全
  • ◆初期流産を繰り返してしまう
  • 上記でお困りの方は、先ずは無料相談にお越しいただきお体の状況把握が大事になってきます。
    闇雲に採卵を繰り返しても、年齢やAMHに沿った確率でしか妊娠できません。
    ご自身の体が変わる事で、病院の治療が最大限発揮できるようにサポート致します。

不妊治療PRP療法と鍼灸治療

不妊治療PRP療法(多血小板血漿)を卵巣への処置された患者様が当院で3名となりました。(2022年5月12日現在)

卵巣にPRP療法を行うと早発卵巣不全、卵巣機能低下を改善できる可能性があります。


京都では2022年3月から足立病院不妊治療センターでPRP療法を開始されましたので、当院の患者様は3名とも足立病院で受けられておられます。

卵巣機能改善の結果が出るのは、治療を受けてから1ヶ月以降のようですが、
一名の患者様は、一ヶ月以内の採卵でも採卵時の卵胞の数が増えた方がおられました。

全国の不妊治療クリニックでは、AMHの値が上昇・FSH E2値が安定する等の結果が報告されています。

40歳以上で採卵の個数が取れない方には朗報な治療法ですね。

当院では、卵巣機能低下された患者様で体外授精を検討されておられる方にはお勧めしております。

卵胞の数が増えても卵子の質は良くなりませんので、ここは東洋医学の分野だと考えております。

卵子の質改善は、体の力ですので、しっかりとした体力回復(運動での体力回復の意味ではありません)を行い採卵に向けて準備をさせて頂いております。

不妊鍼灸の方に必要な、細胞老化の仕組み

細胞老化とミトコンドリアエネルギー生産に関する研究を神戸大学バイオシグナル研究所センター長野太輝・鎌田真司教授の研究チームが発表し「Molecular Biology of the Cell」に掲載されている内容を以下に抜粋しております。

体が老化する仕組みは完全には分かっていないが、体を作っている細胞の老化が一因である事が明らかになっている。

細胞は分裂を繰り返すたびに染色体の末端部にあるテロメアが短くなっていき、ある一定をこえると「細胞老化」が始まります。

(ポイント)

  • 老化した細胞の蓄積は体の老化の原因となり、これを抑えることで加齢性疾患の予防や治療ができることがマウスの実験で証明されている
  • 研究グループは細胞が老化ストレスに反応してビタミンB2を取り込む能力を高めることで、老化状態に陥るのを防ぐ現象を見つけた。
  • ビタミンB2はエネルギー産生に働くミトコンドリアを活性化することで細胞老化を抑制していた。

神戸大学より引用

ビタミンB2は身近にある食材が多く、取り入れやすいので

不妊鍼灸に来ていただいている患者様は、積極的に摂取して頂きたいですね。

院長 足立

メディカルパーク横浜病院 院長菊地先生の不妊治療公演

当院が所属している日本中医薬研究会主催の不妊症公演会にメディカルパーク横浜院長 菊地先生にお越し頂きました。

公演のテーマ

・最先端の不妊治療

・着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)

・卵子の凍結

・AMHと採卵

・ERA検査

・免疫性不妊

・不妊治療の今後について

様々なテーマで、菊池先生の不妊治療に対する熱い思いを感じ取る事ができました。神奈川にお住まいの患者様は、菊池先生がいらっしゃるので幸せですね。

不妊治療に携わる者として、患者様に最先端の情報と東洋医学の融合を提供できるよう努めて参ります。

残暑は妊娠率が下がる⁉️それ本当なの?

夏は普通に過ごしているだけで
暑さで体力を消耗しています。

夏の疲れをしっかりとケアして
妊娠率をUPさせましょう😌🍀

体を潤す薬膳食材がおすすめです。

【消耗した、体力を回復させる食材】
【呼吸器が弱いタイプ】
梨、ビワ、桑葉茶,菊花茶🍐

【皮膚が弱い・不眠タイプ】
ダンデリオン・鳩麦・きゅうり🥒

【胃腸が弱いタイプ】
サンザニク・とうもろこし・緑豆🌽

【ストレスタイプ】
セロリ・マイカイカ・ジャスミン🌼

出産のメール頂きました。

1月15日にご出産のメール頂きました。

まずは、母子ともに健康との事お慶び申し上げます。

赤ちゃん3200gと立派な赤ちゃんを出産されました。

40歳でこれだけ元気な赤ちゃんを育めるのは本当に凄い事です。

 

ゆっくり養生なさってください。

 

院長 足立

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