東洋の森ブログ

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2019年

子宮内膜検査最前線

不妊治療専門病院で行われている検査最前線

ERA(子宮内膜着床検査)子宮内膜組織を採取し、移植の最適な着床時期を調べる

EMMA(子宮内膜マイクルバイオーム検査)子宮内フローラを分析

ALICE(感染症慢性子宮内膜炎)

10種類に病原菌を調べ、原因菌を特定し最適な抗生剤を選定

 

東洋医学でも上記に対してアプローチをしております。

子宮内膜症、子宮内フローラ失調、卵巣嚢腫の方の移植周期に合わせて

治則 解毒活血、除湿清熱、

子宮内浄化、着床促進の為移植前の1〜3周期に集中的に合わせます。

 

詳しくは、不妊鍼灸説明会で説明いたします。

 

院長 足立

 

 

不妊症 鍼灸×漢方相乗効果

東洋医療と一括りに捉えがちですが、

本来は漢方(湯液)×鍼灸の二つを合わせて東洋医学と呼びます。

【漢方は、体の体力を回復させる事が得意】

【鍼灸は、局所の血流を改善する事が得意】

漢方のみで血流改善も、もちろん可能です。

鍼灸のみで体力回復も、もちろん可能です。

しかし、それぞれの得意分野を掛け合わせた方が効果も高いし費用も抑えられます。

当院に来られる患者様で、他の薬局さんで月4万円以上かかっておられる方でも鍼灸を組み合わせる事で、効果を更に上げながら費用を抑える事ができます。

 

鍼灸は、日本伝統鍼灸を継承しております。

鍼灸は、聖徳太子の頃に漢方と一緒に伝来しました。

日本人には、針よりも灸による治療の方が体質的に合っていたので、それから灸を主体とした鍼灸になりました。

戦国時代に、日本伝統鍼灸と漢方の概念を体系化された曲直瀬道三先生は数々の武将を治療した事が有名です。

当院の鍼灸は、この曲直瀬道三先生の脈診の技法を伝承しております。

江戸時代に、不妊症で悩む女性に灸治療を盛んに行われていた事が医学書「婦人寿草」に治療方法が記載されています。

東洋の森では以下の不妊症に対応しています

・悪いところが見つからない不妊症

・免疫性不妊

・膠原病からの妊活

・卵胞が育たない方

・早発閉経

・子宮内膜増殖症

・卵巣嚢胞、チョコレート嚢胞

・子宮内膜症、子宮線筋症

・40歳から妊活、45歳妊活

E2ホルモン値を上げる

卵胞を育てるE2ホルモン

E2ホルモンは育つ卵胞を育てるのに必要です。

卵胞一つにつき270〜300は欲しいです。

卵胞を育てるのに腎陰の力が必要になります。体を潤す力です。

もう一つ大切なホルモンは、FSHです。

月経周期3日目に計りますよね。

この値が10超えている方は、要注意です。

周期が進むにつれて卵巣の反応が鈍いとFSHが高くなってきます。

10を超えてくると、質の良い卵胞は出来にくくなります。

琥珀が配合された鉱物生薬のミンハオは、

東洋医学ではFSHのバランスを取る作用があると言われています。

ミンハオは、主に自律神経の乱れや不眠で使いますが不妊症・体外受精の採卵を控えておられる方にも効果が出ています。

漢方の世界は皆さんが知らない生薬がたくさんあります。

今日はほんの一例でした。

ミンハオは、一週間分より分包可

アトピー性皮膚炎と鍼灸×漢方

アトピー性皮膚炎と鍼灸・漢方薬アプローチ

ステロイドから離脱して、完治を目指す

 

1歳までの乳幼児アトピー性皮膚炎

基本的にスキンケアと小児針(刺さない針)になります。

生薬が配合された物でスキンケアをして、痒みのコントロールをします。赤味が引いてきた段階で、とセラミドが入った皮膚バリアを回復させる保湿成分をお渡しします。

アトピー性皮膚炎の原因は胃腸です。

小児針で胃腸の調子を回復させます。

6ヶ月を過ぎるとアトピー性皮膚炎に移行していきますので

早めの対策が求められます。

刺さない針施術 1000+税

1歳〜就学前のアトピー性皮膚炎

皮膚科に行かれるとステロイド剤が出たのではないでしょうか。

東洋医学では、生薬を少し使いながら皮膚の炎症を取っていきます。

生薬1日目安 100+税

学童期のアトピー性皮膚炎

容姿を気にされる年齢までには、赤みや皮膚の肥厚を改善したいものです。

赤みや痒みが引いてくれば、次は黒くなった皮膚の肥厚を改善していきます。

漢方および生薬 1日500〜700+税 年齢により異なります。

 

遠隔相談・Skype相談・ご来院

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大人アトピー性皮膚炎

急性期・慢性期・回復期の3期に分かれ、ステロイドからの離脱で完治を目指します。

大人アトピー性皮膚炎は、食養生と深く関わっております。

漢方指導のみならず、食養生の指導を行っております。

漢方薬は、1ヶ月分のお渡し可能ですが、1週間ごとに食事の内容をメールして頂きチェックさせて頂きます。

 

急性期

数ヶ月  漢方薬1日目安1000円+税前後

痒み赤みジクジク肌がきつい、又はステロイドからの離脱

慢性期

3ヶ月〜 漢方薬1日目安600円〜800円+税

赤みジクジクが引いた状態。皮膚がカサカサしている。

長年のステロイド剤により皮膚が肥厚している状態。

ステロイドから離脱できている状態。

回復期

漢方薬目安1日500円〜700円+税

痒みは時折残りますが、赤みジクジクが完全になく、ステロイドを塗らなくても再発しない状態。

胃腸の機能を回復させる漢方薬や、血を補う漢方薬により

体の力を回復させ、肌のバリア機能を回復させます。

 

アトピー性皮膚炎は、赤みが引いてから完治するまでに時間がかかります。しかし、一旦完治してしまうと漢方薬を辞めても再発し難くなります。

スベスベ肌を目指して頑張りましょう。

生薬配合のスキンケアも充実しております。

皮膚の色素沈着にも有効です。

 

当院は、患者様に寄り添い一緒に伴走する事で結果を出してきました。

一度ご相談されたい方は、漢方の無料相談を予約してください。

ご予約はこちら

 

不妊治療説明会

20日に行われました不妊治療説明会 鍼灸漢方

〜元気な赤ちゃんに出会うまで〜

 

たくさんの方にお越し頂きありがとうございます。

 

今回から、新たに基礎体温と見方として

流産しやすい基礎体温や対策漢方薬を説明させて頂きました。

今回日程が合わなかった方も、いらして頂けたらたらと思います。

日時や予約は、ホームページでお知らせいたします。

 

院長 足立

口内炎・口臭ケアに漢方

お口のトラブルに漢方薬を

接客業をされている方、

お仕事で口臭ケアに気をつけておられる方

口内炎に苦しんでおられる方

舌の苔を削ることが口腔ケアではありません。

 

漢方薬で口腔殺菌し口内炎口臭を素早く解決できます。

日本では中高年の80%が歯周炎を起こす歯周病(歯槽膿漏)を患っているといわれる。 歯周病は歯が抜けるだけでなく、最近では糖尿病や心臓病などの血管系の病気を悪化させることがわかってきた。 漢方薬で歯周病の原因であるドライマウスを改善し、歯周病菌を抗菌し、歯周病などの歯茎の病気(はれ、やせ、出血)を改善するほか、糖尿病などの血管系の病気の予防にもなります。小太郎漢方より引用

 

ご相談予約はこちらから

 

子宮内膜増殖症からのご妊娠

子宮内膜増殖症からのご妊娠

聞きなれない疾患の方もいらっしゃるので少し解説させて頂きます。

子宮の内膜は、卵胞が育つに従ってエストロゲンの作用で内膜が厚くなってきます。

月経後卵胞の育ちが悪く不正出血になるのは、子宮内膜増殖症ではありません。これは、卵胞の育ちがわるく、内膜が厚くならないので不正出血になっています。

通常排卵後は、ネガティブフィードバックが起こりエストロゲンの作用にブレーキがかかるシステムになっています。

 

子宮内膜増殖症は、このブレーキ作用の働きが何かの原因で

起こらず、内膜が増殖するという病気です。

月経でしっかりと内膜が剥がれ落ちるといいですが、

内膜が厚いまま次の月経を迎えてそれがつづくと掻爬手術が必要となります。

子宮内膜細胞に異型があると癌化するリスクが高いと言われています。

東洋医学では、細胞の変形には瘀血(血流の滞り)があると捉えます。

当院に来られたこの患者様には、2年の月日を経てご妊娠されたのですが、かなりの期間全身の血流と子宮の血流改善に特化して

鍼灸+漢方薬を行いました。

顕著な反応として、月経時の頭痛腹痛が少なくなってくると

病院の内膜の病理検査で陰性になりました。

その後基礎体温が整ってから移植をされ見事、妊娠となりました。

使用した漢方薬は、

亀鹿仙、水快宝、瀉火補腎丸、シベリア霊芝

です。

ご妊娠中も流産防止のために

シベリア霊芝、田七人参茶

を服用していただいております。

出産までしっかりとサポートさせて頂きます。

 

7月不妊鍼灸説明会

7月不妊鍼灸漢方説明会

日時

2019年7月20日土曜日

12時30分受付 所用時間30分  個別相談15分

参加費無料

満席となりました。

只今キャンセル待ちの状態です。

多嚢胞性卵巣症候群、子宮腺筋症、子宮内膜症、チョコレート嚢胞、43歳からの不妊治療

等の疾患を持ちながらご妊娠された基礎体温を参考にお身体の解説をさせて頂きます。

妊娠力低下を防ぐ

妊娠力低下を防ぐ不妊鍼灸・不妊漢方・養生法

前回の続き

②「気の不足」タイプ
体内の「気」は、活動のエネルギー源の事です。気が充実していれば、体にエネルギーが行き渡り、子宮や卵巣の働きも良くなる為、妊娠しやすい体質を保つことが出来ます。
年齢を重ねるとエネルギーは不足しがちに。すると子宮や卵巣の機能も低下し、妊娠力が落ちてしまいます。

★気になる症状
疲労感、息切れ、風邪を引きやすい、顔色が白い、痩せている、食欲不振、冷え、軟便、下が大きく舌苔が白い

★養生のポイント
気は食事の栄養を元に生み出される為、「脾胃(胃腸)」の元気を保ち、食生活を整えることが大切。年齢と共に食が細くなったり、多忙で偏った食事が続くなどありますが、体の元気は妊娠力の基本。毎日しっかり栄養を摂ることを心がけて下さい。

★食養生
大豆製品(納豆、豆腐など)、インゲン豆、茸類、にんじん、じゃがいも、里芋、りんごなど

★よく使われる漢方
イスクラ補中丸、イスクラ健脾散エキス顆粒、イスクラ健胃顆粒など

次回は「血不足」タイプについてお話します。

 

鍼灸師 木村

妊娠力低下を防ぐ不妊鍼灸と養生法

加齢によって起こりやすい「虚証」という、体に必要なものが不足したり、働きが弱くなったりする状態を改善して、妊娠力低下を防ぐ不妊鍼灸・不妊漢方の養生法をご案内します。

①「腎の虚証」タイプ
子宮や卵巣の働きは五臓の「腎」が蓄える生命エネルギーの源である「精」によって支えられています。この「腎精」が充実していると子宮や卵巣の働きも良く、排卵も安定する為、妊娠しやすい体が保たれます。

★気になる症状
月経不順、排卵障害、腰痛、腰がだるい、めまい、耳鳴り、冷え、若白髪、抜け毛、頻尿、舌の色が淡く舌苔が白い

★養生のポイント
まずはしっかり栄養をとる。過労や睡眠不足などに注意して、腎精の過剰な消耗を防ぐことが大切です。腎は冷えに弱いので、身体を温めることも心がけて下さい。

★食養生
くるみ、黒豆、黒ごま、松の実、くこのみ、山芋、もち米、羊肉、鹿肉、えび、うなぎ、シナモン、紅茶など

★よく使われる不妊漢方・不妊鍼灸
イスクラ杞菊地黄丸、イスクラ八仙丸、イスクラ参馬補腎丸、イスクラ参茸補血丸など

次回は「気の不足」タイプについてお話します。

 

鍼灸師 木村