東洋の森ブログ

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子宮内膜増殖症からの御妊娠

当院の症例

子宮内膜増殖からの御妊娠

一般の方は聞き慣れない病名かと思います。

女性のホルモンは、フィードバック機能があり

月経が始まってからエストロゲンの作用が強くなり卵胞発育・子宮内膜の肥厚が進みます。

ホルモンの血中濃度が高くなると、ネガティブフィードバック(抑制)がかかり

内膜の肥厚が抑制されます。

エストロゲンの増加スピードはがん細胞と同類だと言われている程

パワーがあります。

この抑制機能が少し狂うと、内膜が正常な厚さから逸脱します。

子宮内膜増殖が止まらないと細胞が癌化しますので

掻爬手術を行なって内膜組織を切除しないといけません。

掻爬手術を何回も繰り返すと子宮のダメージが残ります。

 

東洋医学の見解では、

子宮内膜増殖症は瘀血や痰濁が停滞した結果と診ますので

不妊鍼灸+不妊漢方には治則があります。

不妊治療タイミング、人工授精、体外授精いづれのステージでも

改善が必要です。

11月2日の不妊治療説明会でもこの症例は取り上げさせて頂く予定です。

院長 足立